アテネの国立考古学博物館
ギリシアで形成された各ポリスは小競り合いを築きながら発展し
国を飛び出し植民地を創り出します
外人と出会うことでギリシア人同士の連帯が生まれ
自分たち以外の人種をバルバロイと呼んで蔑み侵略して奴隷にしだします
それからオリンピックの元である4大競技祭が毎年開催され
貴族社会から平民社会へと移行していき
今まで戦争は訓練された戦士である貴族がやってましたが
平民も大量に参加するようになります
そして民衆の人気を集めて支配者になる僭主が現れだします
名君、暴君入り乱れて演劇も発展し植民地にも大掛かりな劇場が造られます
暗黒時代を生き抜いたアテネが台頭していき、海上貿易の第一人者になります
アッティカ陶器がばんばん輸出され、にやりとしたアルカティックスマイルを
浮かべた少女や青年の像が神殿に奉納されました
男性器は小さい方が精子を早く送り出せるということで、そのように造られてます
神託を授けるデルフォイはもてはやされ、運営は同盟する周りの国が行いました
人気だからいろいろ各国の情報が入って正確なことが伝えられるのです
若い巫女を使ってましたがさらわれる事件があって
50代の女性を使うようになったんだって
そのうち王に続き僭主という一人の支配者の資質によって国が乱れるのに懲りて500人評議会や僭主になりそうな人を選んで追放する制度が始まります
そんな時代の移り変わりにより、動きのある作風に変化しだします
アルテミオンのポセイドン像は海底からみつかったブロンズ像です
三叉の矛を今まさに投げようとし、左足が浮き前方の標的をとらえています
墓標として亡き人を偲んでつくられ収められました
娘?が亡くなり、不自由しないように奴隷をつけてみたり・・・
ヘレニズム期に入ると様々な傑作が生まれます
馬上の少年像はアルテミオン沖の海底でみつかりました
海底でみつかるというのは輸出品で船が沈んだのか、故意に沈められたのか?
何を持って、どこに行こうとしているのか?
この少年は一体何者なのか?
亡き人や、神話などモデルがいて造られているのだから無名ではありえない人々
この時代の服装や生活様式や価値観、交易の流れなどを探る貴重な資料にもなります
海底から発見される像はこんな状態です
これを磨いて芸術品として蘇らせるのです
さて、小アジアではメディア王国を征服してペルシアが力を増していきます
もっと媚びようとペルシアから200隻の船を借りてナクソス島を攻めますが
失敗してしまい、失脚を恐れてイオニアを扇動しアテネの力を借りて
反乱を起こしますがまたまた失敗してしまいます
ペルシアの王ダレイオスはしゃしゃりでてきたアテネに怒り
アテネから追放された僭主ヒッピアスの扇動で戦争を仕掛けます
浮かれ騒ぐアテネでしたが、ペルシアの逆襲を恐れたテミストクレスの発案で
200隻の軍船を買いました
そしてダレイオスの意思を継いだ息子のクセルクセスが20万の兵を連れてやってきます
前に書いたとおり、映画300のスパルタ王ダレイオスらの殉死が起きます
スパルタはその時祀りの時期で、ダレイオスは300人しか兵がいませんでした
加勢に来たテーベ兵400人はペルシア軍に寝がえり
テスピアイ兵700人は「スパルタ兵だけどうして残しておけようか」と
一緒に討ち死にしました
勢いづいたペルシア軍はアテネに攻め入り、アクロポリスや町を破壊しました
ギリシア連合銀を説得して策を弄し、ペルシアを打ち負かします
そしてペルシアに対抗するデロス同盟が作られアテネが盟主になりますが
スパルタのペロポネソス同盟と対抗しだします
なんと!! ペルシアの長官になりますがギリシア討伐を命じられて自決しました
それからアテネは増長の道を歩み、とうとうスパルタに戦いを仕掛けて
ペロポネソス戦争がはじまります
やがてアルキビアデスがアテネに出てきてスパルタと和約が結ばれました
アクロティリ遺跡のボクシングをする少年の等身大の壁画もあります
見どころ満載ですね
まだまだ続きますよ~~~