六華 銀花 SAKURA舞う 3

旅行記、時々不思議なお話

エジプト  ルクソール西海岸観光

朝のブッフェにはお味噌汁や漬物、卵焼きなどの日本食コーナーがありました

お味噌汁はだしが入っていないミソスープだけど。

エジプトでは稲作も行われていて日本と同じジャポニカ米の品種です

魚料理では炊き込みご飯、肉料理では白米なんだって。

パンもいろいろな種類があって、アエイシというピタパンが有名です

古代ではパンが給料や税金として使われていたそうです

遺跡の壁画にも、よくパン作りや山ほどのパンの貢ぎ物が描かれていました

西海岸は死者の町と呼ばれていて、船からボートで上陸しました

王家の谷に着くと黄色い移動車に乗って見学するお墓まで行きます

王家のお墓はピラミッドと同じ形のエルクルン山のふもとに点在し

ピラミッド建設技術者や墓堀専門技術者のお墓もあります

トトメス1世以降の歴代ファラオが埋葬されているそうです

しかし盗掘にあっているお墓が多く、埋葬品は売られたり

ミイラは薬として煎じられ食べられてしまっています

残っているのは、このラムセス4世のお墓のような美しい壁画だけ・・・

王家の墓のカメラ持ち込み代は1台につき300エジプトポンドです

もちろんフラッシュ禁止なので性能がいいカメラがいいです

中には見張りがいてカメラ持ち込み用のチケットをみせなければなりません

外人とかは携帯で勝手に写真を撮ってお金を請求されていました

言葉が通じない人がいて、私のチケットを見本に取り上げられてしまい

返ってこないのかと思ったけれど取り返してきました

お墓の中は斜めに彫られ、陽の光が奥まで届くように工夫されているのは驚きです

奥には大きな石棺があって、中に人型の棺があるそうです

天井はヌト女神と大気の神シューです

ファラオは神の化身や息子として人と神を結ぶ存在でした

壁画では、王は神々と同じ大きさで描かれ、生前の偉大な業績や

罪の許しを得る場面や永遠の生命の象徴のアンクを授かる場面が描かれています

次はツタンカーメンのお墓を見学しました

入り口の写真です

 

中は撮影禁止で他のお墓より規模が小さく通路も短いですが

ツタンカーメンの遺体のミイラが安置されています

このお墓の上に他の王のお墓が作られたので入り口が埋もれ

墓泥棒に発見されずにすみました

ツタンカーメンは近親婚により足が不自由で病気のために17歳で急死しました

そのためお墓がなく急ごしらえで、副葬品も継母のネフェルティティのものや

生前の愛用品が納められました

これは発見当時の写真です

現地ガイドがツタンカーメンは生きている時は何もしなかったが

死んでから各国の博物館に貸し出されお金を稼いで

エジプトのために尽くしたと言ってました

ちなみに数年前、奥にネフェルティティのお墓があるのでは!と騒がれましたが

調査によると残念ながら何もなかったんだって。